今回の題材は
ご存じこの並び、雨クチートです。
ゴチルゼルでトリルをしてクレッフィのいば神秘でメガクチートを暴れさせる戦い方とニョロルンパグドラで相手を雨に流していくという戦い方、そしてトノゴチルで滅び展開が出来るトリプルバトルでは人気の高い構築ですね。
水タイプ3匹鋼2匹エスパー1匹準伝0にも関わらず雨と壁の効果で種族値の低さを全く感じさせない強力な構築で、僕は開拓者の人たちに毎日リスペクトの念を飛ばして生きています。ミ~・3・ミ~ <念
さてこの構築、実はマイナーチェンジというか使用者ごとにそれぞれアレンジが施されているのですが、そこにちょっと面白い特徴があります。
自分がこれまでトリプルレート(シーズン8~16)で当たったことのある雨クチアレンジ構築をエクセル様から全試合調べあげたので見てみましょう。
ニョロトノ・ルンパッパ・クチート・ゴチルゼル・クレッフィ・ニンフィア
ニョロトノ・ルンパッパ・クチート・ゴチルゼル・クレッフィ・プテラ
ニョロトノ・ルンパッパ・クチート・ゴチルゼル・クレッフィ・ギルガルド
ニョロトノ・ルンパッパ・クチート・ゴチルゼル・クレッフィ・フレフワン
ニョロトノ・ルンパッパ・クチート・ゴチルゼル・クレッフィ・ドサイドン
ニョロトノ・ルンパッパ・クチート・ゴチルゼル・クレッフィ・ニャオニクス
ニョロトノ・ルンパッパ・クチート・ゴチルゼル・クレッフィ・マリルリ
ニョロトノ・ルンパッパ・クチート・ゴチルゼル・クレッフィ・マニューラ
ニョロトノ・ルンパッパ・クチート・ゴチルゼル・クレッフィ・ゲンガー
ニョロトノ・ルンパッパ・クチート・ゴチルゼル・クレッフィ・ヤミラミ
「・・・・・・」
(いじめかな?)
理由を考える
構築のポケモンそれぞれの役割を見ていきます。
ニョロトノ…雨を降らせる。滅びの歌をする。
ルンパッパ…高速猫騙しによるサポート。雨下で高速アタッカーにもなる。
キングドラ…雨下で強力な範囲攻撃エース。
ゴチルゼル…影踏み。トリックルーム。癒しの波動。
クレッフィ…壁・神秘・威張る。
クチート…メガ枠。トリルエース。
こう考えるとなるほど、キングドラの枠以外は絶対に外せない理由がある一方で、キングドラはまあ別に変えてみても良いかな?という気分になってきますね(いじめがあったという事実は確認されませんでした)。
というわけで、この枠に色々入れてみよう!という企画を(ひとりで)行いました。
強そうなポケモンは大体レートで当たっているので「なんかシナジーがありそうな雰囲気のあるポケモン」を試していきます。
これによってこの枠に何が必要とされているのか、トリプルバトルの構築における「要素」について、などの理解を深めていきたいと思います。すごく真面目な回なのだ今回は。
固定メンバー紹介
名前 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
ニョロトノ | 食べ残し | 熱湯 | 雨乞い | 滅びの歌 | 守る | あめふらし |
ルンパッパ | バコウ | 熱湯 | ギガドレイン | 猫騙し | 守る | すいすい |
クチート | クチ石 | じゃれつく | ふいうち | 岩雪崩 | 守る | 威嚇持ち |
ゴチルゼル | オボン | サイコキネシス | 癒しの波動 | トリックルーム | 守る | かげふみ |
クレッフィ | 光の粘土 | 光の壁 | リフレクター | 威張る | 神秘の守り | いたずら心 |
個別
ニョロトノ
ニョロトノ 穏やか 耐久ぶっぱ振り
またこいつか感のあるポケモン。当ブログにもこいつの記事は10個ぐらいある。ぶっちゃけデデンネより多い。
雨を降らせることと滅びの歌展開をしていくことを考えて耐久に振った。
技は熱湯守る滅びが確定で後1枠で悩んだのだが雨乞いを採用した。雨乞いを採用するならグドラを入れた方が良いのでは?
こいつすげえ幼児体型だよな・・・って思う。
ルンパッパ
ルンパッパ 控えめ アローの鉢巻ブレバ耐え すいすい時スカーフランド抜き
画面をにぎやかにしてくれる。メガスピアーに圧倒的に弱いことが今回発覚した。
バコウのおかげでアローを1ターン目から葬ることが出来る。
クチート
メガクチート 勇敢 HA
メガ枠。攻撃種族値がオクタンと同じ。
メガクチートが強いのはもう今更言うことでもないのだが素クチートの弱さというものに今回特に驚かされた。
ニンフィアのハイパーボイスで体力の2/3持っていかれたりニョロトノの熱湯でワンパンされたり。
あ、あとメガクチートの岩雪崩とガブリアスの地震って威力ほとんど同じみたいですね。ビビる。
ゴチルゼル
ゴチルゼル 生意気 HD
お見通しゴチルの記事の次が影踏みゴチルかよ~と言われた次の記事でまた影踏みゴチルを出していくスタイル。
流用しようと思ったゴチルゼルがなぜかフラッシュを覚えていたのでキレそうだった。
癒しの波動で無限にクチートを回復させるのがとても強いです。
クレッフィ
クレッフィ 図太い ランドの地震耐え
初めて殴らない型のクレッフィを育成した。
クレッフィを使って思ったのだが、正直そこまで相手に威張ることはなかった。仕事終わったなら交換すれば良い。
しかし影踏みをされつつスカーフをトリックされた時は相手に威張り続ける羽目になった。俺は悪くない…。
基本的にテンプレとされる構成で固めました。この構成は基本的にいじらず、残りの1枠だけを変えていくスタイルで行こうと思います。
それではエントリーナンバー1番のポケモンの登場です。
【エントリーNo.1】ウルガモス
ウルガモス | 特性 | 炎の体 | |
性格 | 穏やか | 持ち物 | バコウ |
レベル | 50 | 炎の舞 | 暴風 |
性別 | ♂ | 怒りの粉 | 守る |
※ルンパはバコウ→珠に
調整:耐久ぶっぱ
1匹目はウルガモスの採用。
シナジーしていると考えたところをまとめると
・怒りの粉で相手の攻撃を吸える
・雨なので暴風が必中で使える。雨クチに不足している端攻撃が可能。
・雨クチの天敵であるナットレイにも強い。
・雨下だと炎技が腐ってしまうが、炎の舞なら積み技として使えるので腐らない
・フェアリー耐性持ち
という感じ。種族値も高いし強そうだ。
戦績
なんといきなり1戦目からナットレイ入りと当たり勝利(ガモスは何もしてない)するなど快調な滑り出し。
が、快調だったのは当たり運だけで、その後特に目立った活躍もないまま勝率5割程度で解散となってしまった。
原因を考えてみると
・怒りの粉で相手の攻撃を吸える→そもそも別に吸いたい攻撃が挑発ぐらいしかない。
・雨なので暴風が必中で使える→不一致暴風でC無振りなので撃つ意味がない。
・ナットレイに強い→ナットレイを保存されて先に落とされたら結局意味ない
・炎の舞なら積み技としても使えるので腐らない→腐った。そもそも5割を引けない。威力は雨で40。
・フェアリー耐性持ち→耐性はあってもニンフィアに打点が全くないので隣から死んでいく。
という、シナジーしていると思っていた要素が全部無意味だったというとんでもない理由が浮かび上がってきた。
さらに言うとキングドラを抜いたことでエースがクチート単騎になった以上、トリックルーム展開をしなくてはならないのだがガモスはトリル下で弱いのだ。
つまりこの構築にガモスを入れる意味は全くなかったということがわかる。
わかったこと
雨構築に炎タイプのポケモンを入れると弱い。
トリル構築に速いポケモンを入れると弱い。
メガクチートは強い。
勉強になりますね。
【エントリーNo2】ヘイガニ
ヘイガニ | 特性 | 適応力 | |
性格 | 勇敢 | 持ち物 | 気合の襷 |
レベル | 50 | クラブハンマー | がむしゃら |
性別 | ♀ | アクアジェット | 守る |
努力値 AB振り(エビだけに)
実数値 103-145-117-68-45-36
個体値 HS0 ABV
2匹目のポケモンは、ヘイガニです。
ヘイガニ可愛くないですか!!!?
ウルガモスの反省点を踏まえて水タイプのポケモン・遅いポケモンを考察していた。
そういうわけでヘイガニに目を付けたのだが、こいつ、とんでもないポテンシャルを持っているポケモンだったのだ。
~強そうポイント~
・S35と遅いのでトリル下で強い。特にクチートの天敵であるドサイドンの下を取ることが可能。
・雨適応力クラブハンマーが強い。H振りニンフィアぐらいなら高乱数でワンパン。当然ドランやブレードガルドも一撃。「ヘイガニ!俺にクラブハンマーだ!」とかどう考えても危険。ヤバい。
・アクアジェットが強い。ヘイガニの雨適応力アクアジェットはASランドロスに最大で90%ものダメージを与えることが可能。
・物理アタッカーなのでクレッフィの威張るを有効活用できる。Aが上がればランドはアクジェでワンパン。
・がむしゃらが強い。レベル50にも関わらずHPが103しかない。実質的に命中100の怒りの前歯のように使うことが可能。さらに気合の襷が発動すれば当然がむしゃらの威力は上昇。クチートの岩雪崩と合わせることでレベル1がむしゃら+全体技と同じ動きをすることが可能になるのだ。
・特殊耐久がとても低いので簡単に襷発動まで持っていくことが可能。どれくらい脆いかというとメガノオーの吹雪で普通に襷が発動する。半減とはいったい・・・。
・にも関わらずB方面は硬いので、なんと襷がむしゃらポケモンにも関わらず意地っ張りメガガルーラの不意打ちを確定で耐えることが可能なのだ!!!!!
テンションが上がり過ぎてダサい広告みたいになってきた。
このメガガルーラの不意打ちを耐えることに気付いた瞬間からヘイガニ熱の高まりが止まらず毎日ヘイガニで画像検索をしてしまうぐらいのヘイガニフィーバーが続いている。
可愛いぜ…。
戦績
勝率7割超え 最大10連勝 上昇レート150
なんか普通に勝ててしまった。ヘイガニのおかげで一気にレートが1600台から1700後半までかっとんだ。
ヘイガニが登場する前にメガクチートが相手を粉砕して終わる試合も多かったのは事実なのだが、ヘイガニが登場したときは大体活躍をしてくれた。
特に重力+弱点保険状態のドサイドンによるグラビティアースクエイクを完璧に決められるというタイミングのヘイガニのクラブハンマーや雨の天敵であるメガユキノオーに体力1がむしゃらをぶち込んだシーン、ブレードを晒したガルドをクラブハンマーでワンパンしたシーンなど、ヘイガニに助けられることは何度もあった。
ヘイガニがまるで活躍出来なかったのはVSナットレイや雨クチミラーなど。一応ナットレイはクラブハンマーで確定3発なのでなんとかならなくもないのだが雨クチミラーは実質「ヘイガニVSキングドラ」なので流石にどうにもならなかった。
わかったこと
・グドラがいない=トリル前提になるのでトリルで活躍出来るポケモンを入れたのは正解だった。
・が、クチートよりもヘイガニを優先的に出す場面というのはさすがになかったので、あくまで「元からある勝ち筋をさらに強くした」という感じ。
・クチートは強い
さて、雨クチ構築のグドラいないバージョンは「すいすい猫しながら壁貼ってトリルしてクチートで暴れて勝つ」動きがメインになり、そしてそれを行う上で必要な要素は5匹で完結している、ということがわかってきました。
そしてある疑念が生まれました。
「…この枠何入れても良いのでは?」
【エントリーNo3】メタモン
メタモン | 特性 | 変わり者 | |
性格 | おっとり | 持ち物 | 食べ残し |
レベル | 50 | へんしん | ー |
性別 | ー | ー | ー |
努力値 H252 あとなんか
じゃあ何にでもなれるポケモンを入れてみよう!ということになった。
HVならなんでも良いので孵化に一番使わなさそうなおっとりメタモンが急遽バトルに参戦。
~メタモンの強そうポイント~
・メガポケモンをコピー出来るぞ!
・クレッフィの威張るで相手を強化してコピーすることが出来るぞ!
・クレッフィが壁を貼ってくれるのでコピー元とのタイマンにも負けないぞ!
・瞑想ニンフとかの積みポケもそのままコピー出来るぞ!
・楽しいぞ!
机上論であれこれ考えられるポケモンではないのだがとりあえずクレッフィと一応のシナジーがある。
持ち物は当初気合の襷だったが壁の効果もあって全く発動しなかったので食べ残しを持たせた(トノは防塵ゴーグルに変更)。
戦績
勝率6割 レート変動ほぼなし
・・・・・・・。
うーん。なんとも…。
メタモンが化けた主なポケモンは「ボルトロス」「メガヘルガー」「メガサーナイト」「メガガルーラ」「ニンフィア」など。とても強力なポケモンばかりで特に中央クレッフィ両隣クチートメガガルーラの布陣でどっちに威張っても良いよという状況になった時は楽しかった。
しかしメタモンを良いポケモンに変身させたいがあまりメガクチートのトリル展開がおろそかになってしまった感は否めず、結局押し切られてしまった印象。
わかったこと
・「なんでも入れて良いのでは?」とは言ったがなんでもは良くなかった。
・入れるポケモンに何をさせたいのかを考える必要がある
・ルンパッパが3匹いると画面がうるさすぎる
ということがわかりました。
メタモンは構築段階で勝ち筋を考えることが不可能な相手依存のポケモンであるためとっちらかってしまったわけですね。
さて
ガモス、ヘイガニ、メタモンを経て「新しい勝ち筋を生み出したい」のか「元からあるトリル展開を強力にしたい」のか「トリル展開をしやすいようにサポートしたい」のかを考えなくてはいけない、ということがわかってきました。
逆に言えばこの枠に入る強いポケモンは大体これのどれかに属しています。
グドラは雨展開(新しい勝ち筋)。
瞑想ニンフィアはハイボ(トリル展開強力化)and瞑想詰め(新しい勝ち筋)。
現時点で一番強かったヘイガニはトリル展開の強力化という役割(?)を帯びていたからちゃんと強かったんでしょうね。ガモスとメタモンはどれにも属してなかった。
というわけで次は雨クチに「新しい勝ち筋」を生み出せるポケモンを考えます。
【エントリNo4】ヌケニン
ヌケニン | 特性 | 不思議な守り | |
性格 | 勇敢 | 持ち物 | 拘り鉢巻 |
レベル | 50 | シザークロス | ゴーストダイブ |
性別 | ー | 影打ち | トリック |
個体値 AVS0
PGLのヌケニンの絵めっちゃ良くないですかこれ。
というわけでヌケニン。
クチートのトリル展開以外の勝ち筋として「ヌケニン」で詰ませる、というものを考えてみました。
トリプルバトルにおけるヌケニンはすぐ死ぬとかそういう問題より深刻な問題があります。
放置されるのだ。相手に。
ヌケニンはA90の一致技80or90。後々詰まされるかもしれないという恐怖こそあるものの、基本的には場に残しておいて最後に倒した方が相手としても楽なのだ。なんもかんも低火力が悪い。
というわけで鉢巻を持たせて火力を出すことにした。
トリックがあるので技枠もしっかり埋まる。
ヌケニン鉢巻ゴーストダイブは相手の振り方にもよるがシールドギルガルドを高い確率で一撃で倒すことが出来る。しかもキンシ無効!
この世界に存在するパーティは基本的にヌケニンに打点のあるポケモンが4体は入っている。
ヌケニンに打点のないメジャーどころは「ニョロルンパグドラ」「ゴチルなどのトリル要員」「ニンフィア」「カポエラー」ぐらい。
つまり、ヌケニンがいると雨クチミラーに割と強いのである。やったぜ。
そういうわけで新たな勝ち筋を手に入れたパーティで再びトリプルレートへと旅立ちました。
戦績
勝率6割 レート微増 最高連勝数4
まあこんなもんか…って数字。
雨クチが普通に強いので最低限の勝率は出せてるのはさすがという感じ。
ヌケニンの死因を毎回メモっていたのでざっと並べると
・トドンの毒々
・ドランの熱風
・ランドの雪崩
・ランドの岩石封じ
・ノオーの霰
・ラムパルドの手助け諸刃の頭突き
こんな感じですね。ヌケニン粉々だよ…。
ヌケニンの活躍した試合はトリックでギプスを輪唱トノから奪ってトノがクチートの下を取ってくるのを防いだやつとかでしょうか。
あとは…ガルドを倒したぐらいかな…。シザークロス一度も使わなかった。虫技弱いなあこのゲーム…。
ヌケニンは雨クチ展開を邪魔しなかったのが良かった。でもこの理屈で行くと弱ければ弱いほど雨クチが活躍するので難しい。
とりあえず最遅テッカニンの処置に困っております。この子これからどうやって生きていくんだろ。
よし、テッカニンのことは忘れて次に行こう。
これまでのポケモンの強い弱いを考えるに「新しい勝ち筋」と「トリル展開のサポート」と「トリル中の火力の強力化」全部同時に担える奴が一番この枠にふさわしいのではないだろうか。
うーん…雨で強くてトリルをするのに便利でトリルしてから強いポケモン…そんな強そうなポケモンが…
【エントリーNo5】ブルンゲル
ブルンゲル | 特性 | 呪われボディ | |
性格 | 冷静 | 持ち物 | カシブ |
レベル | 50 | しおふき | シャドーボール |
性別 | ♀ | 自己再生 | トリックルーム |
使ったのメスかよ!って感じだけどこれはPGLのブルンゲルの画像が♂しかいないのが悪い。ジェンダー問題に発展する。
ブルンゲルはトリックルームを自力で出来るのでトリル展開のサポート(サポートっつーか)ができ、さらにトリル中にしおふきで強力な攻撃が出来る。
さらに自己再生と自慢の耐性で相手を詰めるという新しい勝ち筋を生み出すことが可能なポケモンだ。
ていうかなんかこの子昔は結構見た気がするんだけど最近さっぱり見ないですよね。
自分も昔はかなり使ってたけど一番最近使った記事がカメテテ(15年3月)なレベル。
まあそれはともかくとして、普通に強いポケモンなので戦果に期待出来そうですね。
戦績
勝率6割レート微増
・・・・・・・。
地味すぎる…。
おかしい…理屈の上では最強クラスのはずなのに…。
使った感想なんですが、ちょっとひどい話なんですが、「ブルンゲルが邪魔」でした。
トリル下のクチートは強力ですが、威嚇のことを考えるととりあえず威張るを一回当てておきたいです。
しかしそのためにはクレッフィとクチートが並んでいなければなりません。ブルンゲルはいつまでも倒されないので必然的にフィールドの端はいつもブルンゲル。クチートとクレッフィの出す場所が1か所ずつしか選べないのです。
そしてブルンゲルが端にいる形になるわけですが、ゴチルゼルと違ってゲルはクチートやクレッフィを回復させることが出来ません。
そうなると、ブルンゲル自体は無事でもクチート、クレッフィがさっさとやられてしまい、いば神秘コンボが成立しない、ということが起きてしまいます。
また、一般的なトリパにおけるブルンゲルと違い、ニンフィアやバクーダがおらず雨が降っているのでブルンゲルが範囲アタッカーのエースとなります。
それ自体は好ましいことなのですが、そうなると相手の攻撃はブルンゲルに集中します。
結果的に自己再生を連打する形になってしおふきを撃てないという事態に。
バクーダニンフィアというエースがいるからこそブルンゲルはしおふきを撃てるということがわかりました。
あくまで範囲攻撃の出来る結構火力のあるトリル要員ぐらいに考えないとだめですね。
わかったこと
・高耐久のポケモンは雨クチートのトリル展開のテンポを崩してしまうので微妙
OKわかった。
雨クチはめちゃくちゃ強い。
よくわかった。
雨クチで殴れば相手は死ぬんだ。
それなら最後の枠はもっともっと雨クチのテンポを良くさせよう。
つまり6-6の試合を5-5にしてさくっと雨くチで殴って滅びで〆やすくしてやろう。
【エントリーNo6】ムクホーク
ムクホーク | 特性 | 威嚇 | |
性格 | 陽気 | 持ち物 | 拘りスカーフ |
レベル | 50 | ブレイブバード | いのちがけ |
性別 | ♀ | とんぼがえり | あまごい |
努力値 HS
※HP実数値192
いのちがけで1体持っていって後はいつも通りの雨クチを展開していくポケモン。
場に雨クチ以外のポケモンが残っていると邪魔なのだから、それならもういっそのこと退場してもらおうという発想。
いのちがけポケモンの中でもムクホークは比較的HPと素早さが高いのでスカーフランドとかなら道連れに出来る。
威嚇ととんぼでぐるぐるとかも出来るが、とりあえずカミカゼしてもらうのが仕事。
【戦績】
勝率6割。レート微増。
・・・・・・・。
雨クチは何をしてもとりあえず6割勝てることがわかりました。
いやそうじゃないそうじゃない。
ムクホークの命がけについては、本当にどうしようもない話なのだが、普通に相手を落とせないことが多くあった。
チョッキランドは仕方ないとしてメガカメックスに猫騙しをされることでギリ耐えされた時の無駄死にっぷりと言ったら…。
雨クチはうん、強かったのでそこはまあ良いんだけど……。
うーん難しいですね。威嚇入ってA無振りなのにブレバでメガスピアーワンパン出来たのは良かったです。
ランキング発表
さあ!
エントリーNo1から6のポケモンが出そろいました!
今回の企画でこの枠に合っていたポケモンをランキング形式で並べてみましょう!
6位
ウルガモス
シュカたないね。
かみ合っていない要素を最初に教えてくれたのである意味一番役に立ってる可能性はあるけど。
5位
ブルンゲル
単体としては強いポケモンですが合ってはいなかった。
癒しの波動や雨乞いがブルンゲルより遅いならしおふきとかみ合って良かったのかなあ。
4位
ムクホーク。
邪魔はしてなかったけど初手でいきなり消える以外の仕事をしてないので…。
ムクホーク自体は強そうなので別の構築で使ってみたさはある。
3位
メタモン
まあ楽しかったし…。
一応瞑想ニンフィアをコピった時など、ちょいちょい噛みあっていたので3位。
……じゃあ最初から瞑想ニンフィアを使えば良いのでは!?
2位
ヌケニン
かみ合ってたかというと微妙だけど少なくとも雨クチの邪魔はしてなかったので2位。
メインの動きの良さを消さない、というのは本当に大事なことだと思う。
ヌケニン自体は別に強くはなかったです。
1位
ヘイガニ
結果的に6匹の中でヘイガニが一番構築に合っていたことになってしまった。実際一番強かった。
ヘイガニは雨クチ本来の展開を全く邪魔せず、それでいて要所要所で活躍してくるという、最後の1枠という意味では最高の存在だったと思う。
まとめ
クチートが強いことが分かりました。
この枠に必要とされるのは基本となるトリルからのクチート展開にプラスで
・別の勝ちパターン(例:グドラで雨パンチ・ニンフィアの瞑想詰め)
・トリル自体のサポート(例:プテラのフリフォ・ゲンガーの挑発・フレフワンで挑発無効)
・トリル展開のパワーアップ(例:ニンフィアでハイボ・ドサイドンでパンチ)
が必要とされていて、なおかつ
・雨クチートの流れを邪魔しないこと
が大事であるということがわかりました(この記事で一体何回わかりましたって言うんだ。仕事中の俺か?)。
あ、あとそうだ、「ミラーで負けない事」も大事だと思う。
そう、例えば水タイプでありながら草技が効かなくてグドラに打点のある…
こんな感じの……。
・・・。
やはり元となっている構築が一番強いかもしれない。
終わり
色々試してみたけど一番しっくりきたのががむしゃらポケモンだったのでやっぱりこれが一番手になじむのかもしれない。
雨クチートマジで何しても6割は勝てるのでやっぱすごいなあと思いました。
育成が一匹で次々新しい構築が作れたのでこういうのも面白いですね。
そして一日家にいてこれを書いていたので未だにポケモンGOがドードーしか出ません。助けて。
では ミ(~・3・)ミ~
今回も動画を簡単に撮ったのでヘイガニの活躍とルンパのダンスとムクホークの出オチをご確認ください。(今回はやらせじゃないよ!)
【トリプル】雨クチートの新しい友達を考える(ヘイガニとか) – けだまメモ https://t.co/45f3GU4wEs pic.twitter.com/Zh8s6IjtLp
— ざわ (@zalwa13) 2016年7月23日