これダイマックスポケモンがトリック「ルーム」に入れてなくない?
構築
一瞬でわかるこの記事のポイント
・まねっこトリルを軸にしたトリパ(セキタンザンもいるよ!)
・2ターン目以降のまねっこを視野に入れる為、レパルダスより耐久で勝るチョロネコを採用
・イエッサンが重すぎて笑った
・ランク順位5000位からランク順位3桁までは来れるぐらいの構築。ほどほど。
構築の流れ
チョロネコ採用の流れ
キョダイゲンガーのダイウォールにまねっこをして滅びの歌をするパーティを知る。
※ダイマックス技をまねっこすると元になった技が選択されるのだ!
↓
「まねっこ要員が基本低耐久だから、これ滅びの歌じゃなくてトリックルームを発動させて、まねっこ要員が退場すれば相手の不意を突けて強いんじゃね!?」
↓
でもまねっこした後トリルの場にS105のレパルダスが残っちゃうと使い辛いかもなあ…遅くて耐久はほどほどな、まねっこねこだましうそなきが出来るいたずらごころのポケモンがいればなあ!
↓
取り巻きの流れ
というわけでチョロネコゲンガーの初手からトリルを発動して、そのまま攻め込む構築を作ることに決定。
流石にトリル要員がゲンガーだけだと不安なので、トリル要員兼トリルアタッカーであり第二のまねっこトリルの始動にも便利なキョダイブリムオンをまず採用。
次にトリルアタッカ―かつ、そこまでトリルっぽくない雰囲気のポケモンとしてアシレーヌとローブシンを採用。
いたずら嘘泣きが効かない悪タイプに対してブリムオン・アシレーヌ・ローブシンの3匹が弱点を突けるのが良い感じ。
最後の枠はとても悩んだ結果、キョダイセキタンザンを採用することでゲンガーのトリルをカモフラージュすることに。
一見セキタンザンをアシレーヌで起動するパーティにも見える。
まあ普通に起動しても良いんだけど。
というわけで6匹が確定。
選出・動かし方
基本の流れ
まず初手はゲンガーとチョロネコ。
相手はチョロネコの2足歩行に気を取られるので、トリルを警戒することは不可能。
相手「2足歩行だと…!?」
○相手がゲンガーより遅い・ゲンガーを倒せなさそうな場合
ゲンガーはドリュウズ抜きにしているので、もし相手のポケモンがゲンガーよりも遅いのであればトリルは不要。
チョロネコで猫騙しorうそなきをして、キョダイゲンガーで攻撃!
相手次第では嘘泣きキョダイゲンエイを繰り返すだけで勝ててしまうぐらい強力。
サマヨールをワンパン出来るのがとっても気持ちいいぞ!
○相手がゲンガーより速くてゲンガーを倒せる場合
このままだとゲンガーがやられてしまうのでトリックルームでS関係をひっくり返そう!
「猫騙し+トリックルーム」をするか「まねっこ+ダイウォール」でトリックルームをするかは相手次第。
相手の初手に猫騙しや悪戯心のポケモンがいるとまねっこが失敗しやすいので、基本的には猫騙し+トリルが良かったりする(現実)。
S関係をひっくり返したら、後は嘘泣きキョダイゲンエイで相手を攻撃しても良いし、チョロネコがイカサマをして相手を殴りに行っても良い。
トリルをした後はトリルが切れる前にさくっと相手を倒してしまおう!
ちなみにゲンガーの部分をブリムオンにしてもほぼ同じ。
ただブリムオンの場合は「まねっこ+ダイウォール」でトリルをするのが前提となるので、よっぽど相手のパーティが優先度のある技を持ってなさそうじゃない限りは不安な選出になる。
あれ…?セキタンザン刺さってるのでは…?な場合
たまーにセキタンザンめちゃくちゃ刺さってるやんけ!という相手が出てくるので、そういう相手にはお望み通りセキタンザン+アシレーヌを選出していきたい。
アクジェで起動してそのまま勝利!
あれだね、イメージとしては「別に叩きメインじゃないけど一応袋叩きを持ってるエルフーンとテラキオンが同居してるパーティ」でエルテラ選出するみたいな感じ。
戦績
ランク5000ぐらいから初めてとりあえず3ケタまでは行けるぐらいな感じ。
イエッサンがとにかく重いので、そこを解決出来ればもうちょっといけたかなあと思うんだけど…。
まあ詳細は個別解説で。
個別解説
ゲンガー
種族値:60-65-60-130-75-110(500)
特 性:のろわれボディ
持ち物:きあいのタスキ
技 :シャドーボール/ヘドロばくだん/トリックルーム/10まんボルト
性 格:臆病(A↓S↑)
努力値:H252 C172 S84
実数値:167-76-80-172-95-155
調 整:陽気ドリュウズ抜き
パーティの根幹。
ちょっと遅い代わりにフェアリーに強くて火力の高いドラパルト。
まねっこトリル警戒兼アクジェ起動セキタンザン警戒でとにかくトゲキッスが初手に出てくるので、そこを嘘泣きダイアシッドで養分にするのがとても気持ちいい(ダイマックスされるとギリギリ耐えられるので注意)。
素早さがなんとも微妙で、速くすれば初手の嘘泣きゲンエイで倒せる範囲が広がるものの、トリル後の動きがしづらくなる。
遅くすればトリル後の動きがしやすくなるものの、初手の嘘泣きゲンエイがしづらくなる。
ドリュウズ抜きにしてるけど、トゲキッス抜きぐらいまで落としても良かったかなあ。
キョダイゲンエイの影踏み効果は相手の補助ポケモンを縛れるといい感じなんだけど、チョロネコはエルフーンのムンフォでやられるしゲンガーはオーロンゲのイカサマでやられるし、どうにも縛って美味しい相手というのが少なかった気がする。
もしかしたら普通にダイホロウを撃たせてイカサマの火力を上げた方が良かったのかなあ。
実際の戦闘だと初手からまねっこトリルすることは少なくて、うそなきキョダイゲンエイで1匹飛ばした後、2~3ターン目でまねっこトリルをする流れが多かった。
初手以外でも起動出来るのが強いんだよねこれ(重要)。
登場モーションがかっこいいキョダイゲンガー
チョロネコ
種族値:41-50-37-50-37-66(281)
特 性:いたずらごころ
持ち物:しんかのきせき
技 :イカサマ/ねこだまし/まねっこ/うそなき
性 格:のんき(B↑S↓)
努力値:H252 B156 D100
実数値:148-70-84-70-70-63
調 整:
トゲキッスの控え目Wダメマジカルシャイン耐え
ドリュウズの意地っ張りダイアース耐え
ドットだと座ってるのにバトルになった瞬間シュッ…と二足歩行を始めるポケモン。
ま、二足歩行は俺の方が上手いけど。猫には負けていられないわな(突然のイキり)。
基本的には初手に出して、サポートをして退場するポケモン。
耐久種族値が41-37-37というピカチュウ(35-40-50)と同等か、あるいはそれ以下という恐ろしい脆さ。
しかし気合の襷をゲンガーが持っているので仕方なく耐久に振って進化の輝石を持たせてみたところ、どういうわけか相手の攻撃を毎回ちょうどよく1ターン耐えるという絶妙な耐久になってくれた。
元が低いので努力値の恩恵がすごいとはいえ、まさかドリュウズのダイアースも普通に耐えるとは思わなかったな…。
○イカサマ
Sを下げる恩恵が一番でかいのがこれ。
っていうかぶっちゃけこれ以外はそこまでS下げる必要あったか…?という感じがしないでもないのだが…。
トリルをした後、レパルダスだとトリル後の行動が補助一辺倒になってしまうけれど、チョロネコであればイカサマで相手を刈り取ることが出来る。
特にゲンガーの天敵のドラパルトをイカサマでワンパン可能なのは大きい。
まあドラパルトは別にレパルダスでも下をとれるんだけど、最遅チョロネコ(S63)~最速レパルダス(S173)の間には相当な数のポケモンがいるので、そいつらに上からイカサマを叩きこめるのはやっぱり強い。
○ねこだまし
ゲンガーが襷で耐えてトリル始動をする場合に重要な技。
遅いので猫騙しの打ち合いには弱め。
○うそなき
これも非常に強力な行動で、嘘泣きとゲンガーのキョダイゲンエイを合わせれば広い範囲の相手を一撃で倒せる。
まあそんなことよりモーションがあざとすぎてヤバいので見てほしい。
にゃーん
※同じく猫の嘘泣きの比較
にゃ…にゃーん…?
○まねっこ
さて問題の技。
この技に救われたことは何度もあるし、この技に泣かされたことも何度もある。
面白いけど癖が強すぎるんだよなこの技…。
まねっこトリルが成功するには
ダイウォール→チョロネコ(優先度+1)のまねっこ
という流れが必要なので、例えば相手がこのゆびとまれを選択してきたら失敗だし、アクアジェットを選択してきても失敗になる。
こういうまねっこ妨害行動をしてくる時は、逆に猫騙し+襷耐えトリックルームを選択すると普通に通ったりするのがまた曲者。
魅せプをしようとしてまねっこを選択すると大体負ける。
あくまで基本は襷トリルor嘘泣きキョダイゲンエイで、本当に一瞬の隙を突いてまねっこトリルをするってイメージかなあ。
二足歩行でトリックルームをするチョロネコの勇ましさがすごい
この文章の面白さだけでとりあえず得した気分になれる
優先度+1の攻撃技みたいな使い方も出来る
(これはムンフォを撃つチョロネコ)
○レパルダスとの比較
出会っちゃった…
さて、レパルダスとチョロネコの比較タイム。
遅いチョロネコ・速いレパルダスを比較すると…
【遅いチョロネコ】
・トリルをした後にイカサマを叩きこめる
・耐久がほどほどに低い(1発は耐える)
【速いレパルダス】
・悪戯心ミラーで先にまねっこを選択しやすい
・非トリル下で相手にイカサマをぶち込むのが速い
・襷がゲンガーに取られているので耐久がこころもとない(キッスのWダメシャインで吹っ飛ぶレベル)
こんな感じ。
悪戯心ミラーで先にまねっこを撃てるのは強いんだけど、エルフーンが最速だったら結局抜けないという問題もある。
まねっこダイウォールは2ターン目以降の始動がとても強かったことを踏まえると、耐久が全くないのも考え物だなあという感じ。
なので遅いチョロネコと速いレパルダスを比較すると、チョロネコに軍配が上がるかな。
…遅いレパルダス?
【遅いレパルダス】
・トリル下での素早さはほどほど(無振S126~最遅でS99)
・悪戯心ミラーでオーロンゲより先に猫騙しが打てて、まねっこも先に発動出来る
・耐久は輝石チョロネコ以下。
輝石チョロネコ:148-126-105
比較用のHPを揃えた耐久全振りレパルダス:148-112-94
なんとも言えない。
ドリュウズのダイアース耐えとトゲキッスのWシャイン耐えを両立出来る耐久があるのは輝石チョロネコで、出来ないけどまねっこダイウォールがオーロンゲやアシレーヌのアクジェに邪魔されないのが遅いレパルダスって感じかなあ。
まあでも先制技とかでまねっこを妨害してきそうな相手には猫騙し+トリックルームで入ればいいので、プレイングで対応可能なことを考えると自分は耐久で勝るチョロネコの方が良いかなと思う。
…じゃあやや速いチョロネコが最高なのでは?
【やや速いチョロネコ】
・S無振りにして性格ものんきではなくわんぱくに変更
・オーロンゲよりも速く猫騙し・まねっこが出来る
・耐久は輝石を持つことで良い感じの固さになる
これが一番いいのかもしれない。
最遅チョロネコと比較するとデメリットはS種族値60付近のS無振りポケモンにトリル下でイカサマを先に打てるかどうかだけなので。
ブリムオン
種族値:57-90-95-136-103-29(510)
特 性:マジックミラー
持ち物:いのちのたま
技 :マジカルシャイン/サイコキネシス/マジカルフレイム/トリックルーム
性 格:冷静(S↓C↑)
努力値:H252 C252 B4
実数値:164-107-116-206-123-30
調 整:ぶっぱ
S個体値1のマジックミラーキョダイブリムオンである!!!すごいぞー!かっこいいぞー!!!自力で捕まえたぞー!!
ゲンガーが襷トリルをした場合にダイマックスをするポケモン。
チョロネコの嘘泣きとブリムオンの珠キョダイテンバツが組み合わさった時の威力は絶大。
ダイサイコを撃つと嘘泣きが通らなくなるという欠陥もあるのだが…。
ローブシン
種族値:105-140-95-55-65-45(505)
特 性:てつのこぶし
持ち物:とつげきチョッキ
技 :ドレインパンチ/マッハパンチ/れいとうパンチ/かみなりパンチ
性 格:勇敢(A↑S下)
努力値:H156 A204 D140 B4
実数値:201-204-115-75-103-45
調 整:最遅
トリルが切れた後の時を考えると先制技持ちが欲しかったので、重いバンギラスやドリュウズに対して強く出られてトリル中のアタッカーとしても十分なローブシンを採用。
ま、特に説明不要ですよね~みたいなノリでローブシンを入れられる環境、本当に第五世代って感じだな…。
アシレーヌ
種族値:80-74-74-126-116-60(530)
特 性:うるおいボイス
持ち物:ソクノのみ
技 :ハイパーボイス/アクアジェット/ムーンフォース/まもる
性 格:冷静(C↑S↓)
努力値:H252 C252 D4
実数値:187-94-94-195-137-58
調 整:ぶっぱ
トリル下の強力な範囲アタッカーということでアシレーヌを採用。
ゲンガーが地面タイプにやられる→アシレーヌが出て来てハイパーボイスで刈り取るという動きがそこそこあった。
注意点として、うるおいボイスは音技のみが対象なので、このアシレーヌがダイマックスするとハイパーボイスがダイアタックになってしまう。
まあこの構築はキョダイゲンガーとキョダイブリムオンとキョダイセキタンザンがいるのでそこまでアシレーヌがダイマックスしないから良いかな。
ちなみにこの構築で一番種族値が高い。
それはどうなんだ…。
セキタンザン
種族値:110-80-120-80-90-30(510)
特 性:じょうききかん
持ち物:じゃくてんほけん
技 :げんしのちから/ねっぷう/ソーラービーム/まもる
性 格:控え目(C↑A↓)
努力値:C252 S252 H4
実数値:186-90-140-145-110-82
調 整:ぶっぱ
チョロネコの嘘泣きと合わせた時のことを考えて特殊にした方が良いんじゃね!?と思って採用したものの特にそういう場面はこなかったのでむなしくげんしのちからを撃つことになったポケモン。
可哀想。
威力60の一致攻撃で戦う姿には涙を誘われる。
とてつもなくセキタンザンが刺さってそうなときに選出。
そういう時はセキタンザンが刺さっているので、活躍する。
ので、結果的に選出された時の活躍回数は一番多いかもしれない。
流石にセキタンザン浮いてない…?文化祭準備中の俺か…?という意見も出たのでセキタンザンがいないバージョンも使ってみたんだけど、結局セキタンザンを入れてる時が一番勝率がよかったんだよな…。
選出誘導など、見えないところで活躍していたのだと思われる。
配信
使って配信などしてました。
自分もコメント欄もチョロネコが攻撃を耐えるたびに困惑する配信でしたね…。
雑感
まねっこトリルが意外と実戦でも通用することがわかったのが収穫。
初手に使うイメージだったけど、2ターン目以降に使うまねっこトリルが特に強いというのは実際に使ったからわかることかもしれない。
ただ、イエッサンがとにかく重くて、サイコフィールドで猫騙しも嘘泣きも無効化されるし、この指止まれでまねっこトリルも防がれるし、なんならアクジェ起動のセキタンザンも封じられるという地獄。
トゲキッスはまだゲンガーから打点があるからなんとかなるのだが…。
あと、当たり前のことではあるけどトリルをしないと負けるので、そのトリルの起動サポートがチョロネコしかいないのはちょっと考えなおした方が良かったかもしれない。
改善点をまとめるなら
○チョロネコはのんき→わんぱくに
○セキタンザンを物理に
○トリルをサポートを一匹入れる?
ここらへんかなあ。
まねっこは本当に楽しかった。
なんか催眠術とか打てたし。
優先度+1の催眠術を発射するチョロネコ
オウム返しや猫の手がガラル入りするのが待ち遠しいなあ。
ミ・3・ミ<では!
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今見返すと色々ひどい(アロー対策に入れたバンギラスがアローに対して打点がない等)