使用した診断はこちら→https://shindanmaker.com/855184
平成も終わるので…
あらゆる攻撃技が物理と特殊に分離するこの平成の時代
人々の閉ざされた心の病みに蔓延る
魑魅魍魎が存在していた
フレアドライブではどうしようも出来ない
その奇怪な環境に立ち向かう
神速不所持にて牙の焦げ臭い男が一人
その名はエンテイ
そう人は彼を唯一神と呼ぶ！
唯一神
第５８回ポケモントレーナーなら全てのポケモンについて語れる説はエンテイ！
ついに来たか…。
エンテイについて語るのであれば、絶対に避けられないあの話をしないわけにはいかない。
平成が終わる前に、あの呼び名と向き合ってみようと思う。
そう、唯一神と。
唯一神爆誕の瞬間
もしかしたら唯一神って何？という読者もいるかもしれない。
エンテイをこうして呼んでいたのは大体五世代頃までだから…大体6年前になるのか。
ちょっと想像よりも昔だった。最近多いなこういうの。
エンテイが登場したのは第二世代。
高いHPと攻撃、そこそこの素早さを持った伝説のポケモンとして登場。
そこから数年経った第三世代。
エンテイが登場したのはGCソフト、ポケモンコロシアム。
ポケモンコロシアムではダークポケモンとして登場して、悪の組織の幹部が使ってきたのだ。
隣にバクーダを添えて。
いや、火山みたいなところで戦うし、火山っぽいポケモンが並んでいるので何もおかしくはないのだけど、あろうことかこのバクーダは地震を使うことが出来る。
ああ哀れなりエンテイ。
敵幹部の繰り出す切り札として登場する準伝説のポケモンにも関わらず、味方の地震で葬られてしまうのである。
その余りにも悲しい姿を見て、“唯一神”という名誉なのか不名誉なのか微妙過ぎる呼び名が定着したのである。
味方を攻撃するなんてとんでもないな！
これが唯一神呼びの始まり、というのが説として有力。
なんとなく第四世代から広まった印象があるけど、三世代から呼ばれていたらしい。
っていうか地震持ちがいるなら守るぐらいいれておけばいいのに…。
ちなみにオーバーヒートを第三世代では何故か覚えられなかったのも唯一神呼びの理由の一つらしい。
ほのおのキバといえばこの男～～～！！
三世代はまあそんな感じだった。
じゃあHGSSが発売した第四世代は？というと、それはそれはもう、それはそれはという感じだった(何)。
第四世代は物理技と特殊技がタイプで区別されなくなったので、例えばクラブハンマーが物理技になったり、シャドーボールが特殊技になったりしたのだけど、それまであった高威力炎技はほとんどが特殊技に分類されてしまった。
そこで新登場した炎タイプの高威力物理技がフレアドライブ。
威力120反動有りでやけど１割という十分過ぎる性能。
当然リザードンやバクフーンといった炎御三家はもちろん、ギャロップやウインディといったAの方が高い炎タイプたちも習得。
が、エンテイとブースターはフレアドライブを習得出来なかった。
他に習得出来なかったマグカルゴやヒードランはわかる。
炎をまとって突撃するって感じじゃないし。
でもロコンがフレアドライブ使えるのにエンテイは使えないのか…。
「じゃあエンテイは炎物理技、何使ってたの？」
当然そうなる。エンテイは攻撃が115、特攻が90。
115は90より大きいので、可能ならば特殊技より物理技で攻めたい。
実はエンテイも全く炎物理技がないというわけではなかった。
レベル50で満を持して習得する炎物理技があったのだ。
そう、ほのおのキバである。
ほのおのキバ(威力65)である。
ほのおのキバなんだよな…。
もうこの時には彼が唯一神であることを、当時のトレーナーは誰一人疑わなかった。
第四世代のほのおのキバには「ふしぎなまもり」を貫通するという特殊効果(バグ)があったので、ふしぎなまもりをトレースしたポリ２とかにもダメージを与えられた、けどまあだからなんだという話である。
時代は変わる
そんなエンテイも、第四世代後期から、少しづつ強化されてきた。
まずはプラチナで”ふんか”を習得。
「むしろ今まで火山ポケモンなのに覚えられなかったの！？」感がすごいものの、まあ一致150技の追加は喜ばしい。
物理技威力65で特殊技威力150なの、格差がやばいなしかし…。
バクフーンもふんかを使えるので、エンテイがふんかをするシーンはほとんどなかったことは秘密にしておく。
そしていよいよ風向きの変わる瞬間が訪れる。
第四世代の終わり頃に色違いのエンテイが配布されたのだけど、なんと、フレアドライブとしんそくを習得しているという衝撃的な配布。
散々フレドラが使えないことをネタにされて第四世代の間過ごしてきたエンテイが、最後の最後に報われたのだ…！
もうね、感動したよね。
感動して、当然前売り券をエンテイに引き替えて、零度スイクンにすればよかった…って後悔したよね。
エンテイ的にはものすごい強化だったのは間違いなかったのだけど、それ以上に零度スイクンがあまりにも圧倒的に強すぎたので、仮に前売り券を３つ買っても、スイクンとスイクンとスイクンにするのが正解、なんて言われたりしてた。
零度スイクンの猛威は第六世代でカロスマークの付いたポケモンしか使えなくなるORASの発売まで続いたからね(いくら何でも影響が長すぎる)。
そもそもフレアドライブもしんそくも、ウインディは最初から使えたし…。
威嚇もあるし…。
それでもウインディが微妙な扱いだったのだから、エンテイがその二つを習得したからと言って、そこまで恐るべき存在にはならなかったんだよね…。
とりあえずこの瞬間はブースターが一番可哀そうだった。
革命
第五世代では特に大きな動きもないまま、たまーに配布エンテイが出てくるぐらいな感じだった。
一応、腹太鼓を自己暗示して神速するという戦法をする場合はとっても強かったことは書いておきたい(実際に使いました)。
そして革命の時、第六世代。
エンテイがまさかの、せいなるほのおを習得。
嘘でしょ！？！？
と本当にびっくりした。
唯一神！唯一神！ってみんなでｷｬｯｷｬｯしてたら”聖なる炎”を習得したの、「本当に唯一神になってしまった…」という感じがすごい。
幼馴染がアイドルになってしまった、みたいなものだと思う。
幼馴染のエンテイが本当の唯一神になってしまった…。
今ではミミッキュに聖なる炎を撃って化けの皮を剥がしながらやけどにさせてるらしい。
立派になったなエンテイ…。
唯一神まとめ
味方の地震に巻き込まれ、ほのおのキバ一本で戦い唯一神と呼ばれたポケモンも、今や聖なる炎をまとった真の唯一神。
「いや、真の唯一神ってなんだよ」みたいな気持ちが一瞬湧くものの、こうして見た目のカッコよさ通りの強さを身につけられて本当に良かったなと思う。
きっとソードシールドでも僕たちに感動と救いを与えてくれるのだろう。
令和のエンテイにも期待しているぜ！
映画
うっかり唯一神の話だけで終わるところだった。
結晶塔の帝王
エンテイといえばこれ。
スイクンライコウエンテイの三匹の中で、メインで主役を張ったのはエンテイだけ！
いやまあ厳密に言うとエンテイっていうかアンノーンの作り出したマボロシなんだけど…。
子供の頃に見たエンテイの映画は、そこまで面白い印象じゃなかったんだけど、大人になってから見るエンテイはやばい。
家族愛的な方向から泣かせに来るし、リザードンが駆けつけて泣かせに来るし、タケシとカスミが一人ずつ「ここはまかせて先に行け」をするので泣かせに来る。
あとアンノーンが昔のCG！って感じの見た目をしているのでめちゃくちゃ怖い。
オススメの映画です、エンテイ。
タケシと戦う大人版ミーが記憶よりかなり胸が大きいのでぜひ見てほしい。
ちなみに同時上映の短編は諸事情で、配信などではもう見られない(ナレーションの人が逮捕されたので)
幻影の覇者
エンテイといえばこれ(その２)
映画本編のエンテイよりも、前売り券の配布エンテイの印象の方が大きいけどね…。
当時のTwitterで、引き換えの時にエンテイというところを間違って唯一神と言ってしまっけど普通に通じた、なんてツイートもありました。
ゾロアークの幻影の力でエンテイが球蹴り的なゲームしてたけど、こっちのエンテイも偽物なのちょっと面白いな…いやちゃんと本物も出てきたけど。
キミに決めた
映画に出る回数多いねエンテイ！？
「おいエンテイいるぞ」「マジかよ捕まえに行くぞ！」みたいな感じの扱い。
ポケモンGO感のあるシーンでしたね。
ちなみにカントーのエンテイは個体値が非常に低いのであのエンテイは特に必要ないかと思われる(FRLGだとBCDSが0固定)
スイクン登場時は劇場で子供たちが「スイクンだ！」「スイクン！！！」って絶叫してたけど、エンテイの時は何もなかったな…。
まあ劇場でキャラが登場して歓声が上がったのはスイクンとタケシだけだったしな。
その他
ジョウト地方を駆け回る
現在自分のHGのソフトではエンテイが未捕獲の状態。
なのだけど、なんか凍ったままなので、もうかれこれ10年ぐらい、エンテイは凍ったままジョウト地方を駆け回っている。
水上を波乗りしてたら凍ったままのエンテイと遭遇した時とか「凍ったまま滑ってきたのかな…」って笑ってしまった。
雨乞い
炎タイプだけど雨乞いが使える。
エンテイもブースターもクイタランも雨乞いが出来るので、雨乞いが出来る炎ポケモンは不遇説、なんてのが一時期あったりした。
エンテイビーム
エンテイビームというワードだけ頭の片隅にあったんだけど、なんだっけこれ…。
多分唯一神関連だったと思うんだけど…。
その他のその他
超ポケダンで結構存在感があったり、ポケモンレンジャーでラスボスを務めたり割と優遇されてる感がある。
いや、冷静に考えたら準伝説だからそりゃそうなのだけど。
まとめ
エンテイの歴史を振り返ってる時のなつかしさが異常だった。
ある意味平成の間にエンテイを引けて良かったのかもしれない。
令和エンテイって言葉なんかやたらかっこいいし良い感じの型を5月以降に思いついた人はこんな感じで名付けると良いかもしれない。
ミ・3・ミ＜では！
関連
前回の記事
次回の記事
（｀ェ´）ﾋﾟｬｰ
