はじめに
はいアローラアローラ
ざわです
ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(以下逆エボ)、始まりましたね。
早速公開翌日の7月13日に観てきました。
最初は感想を書こうかと思ったけど、ミュウツーの逆襲の感想を2019年にフラットに書くのは難しすぎるので、3D化の結果印象に残ったシーンを紹介していこうかなと思います。
そういうわけなのでネタバレ注意!
※ここからネタバレ注意※
↑出てこない
シーン① ドンファンか!?新ポケモンか!?
劇場公開前のPVがこちら
これを見た時点で「あれ…?内容全部紹介しちゃってない…?」という不安と「つまりこれ以外の要素が結構あるのかな?」という期待半々という感じだった。
その中で注目されていたのがこのシーン。
フシギダネが火炎放射的な攻撃をされている
↓
ミュウツーの逆襲だとドンファンがフシギダネと戦っていた
↓
妙だな…ドンファンが火炎放射…?
↓
ガラル地方の炎ポケモンがドンファンと入れ替わってるのでは!?
という予想。
TLはこの予想で大盛り上がり(というか逆エボ関係の話題がこれしかなかった)。
自分もとても楽しみにしていたし、なんなら一番楽しみにしてたシーンはここだったりする。
というわけで問題のシーン。
レイモンドが勝負を仕掛けてくる。
そう、まさにこの時に、全逆エボ鑑賞者が気になっている「フシギダネに炎を吐いていたポケモンは誰なのか!?」が判明したのだ!!!
いけ!フシギダネ!
うおおおフシギダネ来た!!!
フシギダネ来タヨー、コレ!!!!
そして対峙するのは…!??!
<パオーン
はい
まあ、そうですよね
え、
じゃあこの炎は…?
ドンファンに炎的な攻撃なんて出来たか…?
(ここで”はかいこうせん”を発射するドンファンの映像が流れる)
(思わずコーンのように肩をすくめてしまうの図)
正直めちゃくちゃ笑ってしまった。
俺たちはいったい何の幻影を追い求めていたんだ…?
シーン② 嵐に挑むポケモントレーナー達
ボイジャー(CV小林幸子)とジュンサーさん(3D化の結果スカートが短すぎてとんでもないことになっている)に海がマジでヤバイからやめろという静止を振り切って突撃していくポケモントレーナー達のシーン。
ここ良いよね…どんなポケモントレーナーも自分のポケモンを信じて勇敢に挑んでいくんだよね…。
原作だとそんなに気にしてなかったシーンだけど、3D化によって海の激しさが増していたので、相対的に勇敢さ、無謀さも増大していてかっこよくなってる良いシーンでした。
まあそれはそれとして、逆エボだと「キングラーで海を渡ろうとするトレーナー」と「ストライクで海を渡ろうとするトレーナー」が登場。
いや、その自分のポケモンを信頼していることからくる無謀さには拍手喝采!…なんだけど、ぶっちゃけやばくないか…?
↓数分後
ジョーイさん「すでに到着したトレーナーがお待ちです」
俺「頼む…キングラーのトレーナー…ストライクのトレーナー…」
ジョーイさん「この嵐を超えてきたのは3名だけでした」
俺「あああああああ……」
キングラーのトレーナー…ストライクのトレーナー…だからやめろと言ったのに…
まあキングラーはまだわからなくもないけどストライクはもう普通に飛べないだろ…雨降ってるし…。
っていうかあの飛び方だとストライクとか以前にトレーナーの腕がもたないことに気付け…ッ!!
シーン③ 御三家ミラーマッチ
ミュウツーの仲間の御三家とバナード(フシギバナ)、クスクス(カメックス)、リザードン(リザードン)が戦うシーン。
バナードVSコピーフシギバナの戦いで、バナードのはっぱカッターをコピーフシギバナがつるのムチ(3D化による超速い)で叩き落とした後、ミュウツーが「エナジーボール」と指示!
エナジーボール!!^o^!!
エナジーボールであんなにテンションが上がることになるとは思わなかった。
そうだよなあ!2019年だもんな!フシギバナはエナジーボール使うよな!!!!
こういう改変は最高なのでおっしゃーバンバン続いてくれ!と思ったらすかさずリーフストーム!!!!
リーフストーム!!!^o^!!!
そうだよなあ!2019年だもんな!フシギバナはリーフスト-ム使うよな!
大興奮であった。
その後のカメックスは別にハイドロカノンをしなかったし、リザードンも特にメガシンカしたりはしなかったので残念…。
シーン④ あっそっち・・・
サトシがオリジナルポケモンを解放した後のシーン。
ミュウツー「命まではとりはしない。さっさと帰るが良い。この嵐の中を帰れるのであればな!」
トレーナー「くっ・・・」
床ドカーン!!!
ミュウツー「何者だ!?」
俺「ここでサトシたちが来るんだよな~!」
ポケモンたち「 」ゾロゾロ
俺「来たー!!!!」
ポケモンたち「 」ミュウツーの側に着く
俺「あっそっちか…」
ってならなかった!?
いや、完全にミュウツーに敵対するんだと思ったポケモンたちが普通にミュウツー側にトコトコ歩いて行ったからびっくりしちゃったよ。
っていうかミュウツーもミュウツーで「何者だ!?」じゃないでしょあんたのところのポケモンだよ!!!
聞いたところによると原作だと
「コピーが出てくる→何者だ!?→サトシたちが出てくる」
の順番なのでちょっと変わってるらしい
いや、そこの順番変えちゃったらなんかミュウツーとコピーポケモンの間でちょっと気まずい雰囲気流れちゃうでしょ…。
サンドパンとか「あっ俺たちっす…すいやせん…」 みたいな顔してたじゃん。
まあそれはおいといて、やっぱりポケモンたちと一緒に現れて「お前だけは許さない…!」をするサトシはカッコいいね。
なんかニドクインの存在感がめちゃくちゃ強かったけど。
でも2019年にニドクインが目立ってても「まあWCS2018の日本チャンピオンだしなあ」って文脈によって補完が発生するのがポケモンというコンテンツの多様さを表してて好き(?)
シーン⑤ 夏はジュゴ泣き!
サトシがミュウとミュウツーの間に入って攻撃を受けるシーン。
名シーンですね。
攻撃によってサトシは石になって…。
ピカチュウがサトシを起こそうと必死になるけどサトシは動かなくて。
うう…。
ピカチュウが10まんボルトもするけど、サトシは動かなくて…。
うう…。
ピカチュウが泣いちゃった…。
ああ…他のポケモン達も…。
ほら…ジュゴンも…
ああ…ジュゴンも泣きそう…
ジュゴンも・・・。
ジュゴン・・・・・・
・・・・・・・・・?
溜めが長くないか!?!?!?
逆エボ、全体的にどのシーンも少しずつ長いんだけど、このジュゴンが泣くまでのカットが、とてもとても長く感じてしまった。
ジュゴン史における最大の見せ場かもしれないけど、それにしても長くない!?
体感だとものすごく長い時間ジュゴンが泣きそうになってるシーンを見ていた気がする…。
いや多分実際はそうでもないんだろうけど、なんだろうな…シリアスなシーンな割に画面にジュゴンしかいなかったからなんかそういう風に感じたのかな…。
でも映画終わった後感想を言い合ってた時も「ジュゴン長かったよね…?」「第一号泣ポケモンとしての存在感がすごかった」「夏はジュゴ泣き!」って話になったし絶対あのシーン長い気がするんだよな…もしもう一回見た時は何秒かしっかり数えておこう・・・。
まさか終盤のシーンの印象がジュゴンで塗りつぶされるとは思わなかったので、そういう意味では驚きがあったので良かったかもしれない。
その他印象的だったシーン
〇開幕数秒で初代ポケモンを彷彿とさせる白黒ドットからピカチュウが登場
・「名探偵ピカチュウで似たようなの見たなあ」となってしまった。タイミングがね…。
〇レイモンドが3匹ポケモンを繰り出して「トリプル!!!」と劇場が大盛り上がりするシーン
・原作だと”ゴローニャ”だった部分が”スリープ”に変更されていた
・このためだけに3Dモデルを作られたスリープとモルフォンとカイロスは恵まれてるのかそうでもないのか…
〇ミュウツーの研究所が白くて現代的な雰囲気
・名探偵ピカチュウの研究所もそんな感じだったね
・まあ暗いところで研究するメリットないもんね(目が悪くなるよ)
〇ボイジャーさんめっちゃ小林幸子だな…なんでだろ…CV小林幸子のアニメを最近見たからかな…(バーチャルさん)
・「波止場のキャモメに聞いてみな」でしっかり2019年感を出していく姿勢、良いと思う
〇ジュンサーさんがセクシー過ぎてすごい
・この格好を3D化するとあまりにもスカートが短すぎて「その格好で取り締まりをするのは無理でしょ…」みたいな気持ちになってくる。
・この作品の女性ほとんどスカート履いてないからジュンサーさんだけやたらきわどい恰好してるみたいになってて身体張ったギャグみたいになってる気がしないでもない
〇ロケット団の船がラプラス!波止場の柵もラプラスだったね
・嵐の中の曲がぬしポケモン戦BGMだったのがめちゃくちゃ嬉しかった。今後のアニポケでサンムーンの曲が流れるだけで大喜びする人間になる未来が見えてしまったな…。
・ヒトデマンの質感がメタリックで良かった
・「特殊な状況でそのキャラクターが持ってる特徴が活かされるシーン」がとても好きということに最近気づいたので、こういうときに水タイプのポケモンが活躍するの好き
〇へーここが3D版ミュウツーの城かあ
・階段が多すぎて辛そう
・下水道あるしやっぱトイレあるんだ
・扉もテーブルもでかすぎて不便じゃない?
・3D化されるとアニメの時は気にならなかったところがチラついてしまう…現実的に考えてしまう…
〇ミュウツーボールに襲われるシーンのBGMがコミカルなやつじゃなくなってて残念…
・3Dになったことでトレーナー達がポケモンをボールからかばう動作が間抜けに見える…
・プクリンのトレーナーが次々ポケモンを捕られていく中で、最後までプクリンを守るために戦ってたところはグッと来た
・っていうかギャラドスのトレーナーは御三家バトルしてる間ずっとパーティ会場にいたの?何してたの??料理食べてたの???
〇オリジナルとコピーによる殴り合いのシーン
・地上でピョンピョン跳ねて戦ってるシードラが大変そう
・ジョーイさん「縄張りから相手を追い出すまで戦いをやめることはありません」なぜか地上で戦っているシードラ「」ピョン・・・ピョン・・・
・あれ?コピーポケモンの違いって御三家以外のやつないんだっけ…?
全体を通した感想
PVを見た時点でだいぶ覚悟はしていたけれど、まさかここまで全く同じ内容を完全に忠実に3D化した作品だとは…という感想。
3D化したことで演出の派手さが増してたり、海の嵐の激しさが増してたり、するのは良かったかな、と思うのだけど、一方で全体的に間延びしていたような印象があった。
・・・いや、多分違うんだよな、間延びしていたように感じるのはきっと俺が「すでにミュウツーの逆襲を知っているから」なんだよな。
割と早い段階で「あっこれ完全に同じ内容だ」ってわかってから、どのシーンもどういう流れでどういう結末になるのかがわかるから、体感だと長く感じてしまう、ということなんだろうな、うん。
2019年の時点でミュウツーの逆襲を懐かしいとかじゃなくて「ついこないだも見たが!?」みたいな層はそもそも対象としてないんだろうなあ。
対象とされてえ…対象とされてえなあ…「2019年にトリプルバトルをしている人間を対象にしたポケモンの展開」とかねえかな…ねえか…あったら心配になるもんな…。
ミュウツーの逆襲 EVOLUTIONの感想は友人の「白き英雄を見た後の黒き英雄を見た時の感覚に近い」という言葉が全てを物語っている気がする。
いや、まあ、基本的にミュウツーの逆襲だから面白いんだけど、
・ボルケニオンでこれまでのシリーズの流れを汲んだ上での最高に面白いものを出して
・キミに決めた!で新しいポケモン映画の流れを切り開いて
・みんなの物語が見事にその新しい流れに乗って最高に面白いものを出してきて
・つい最近名探偵ピカチュウでリアルなピカチュウVSミュウツーという軸が同じでクオリティの高いものが出てきて
・その上アニポケサンムーンがあれだけ面白いものを毎週展開してくる
という時に原点回帰されてもなあという気持ちがどうしても生まれてしまうな…。
だって原点より今の方が好きだし…。
多分この映画、神速のゲノセクトをやるタイミングでやったら「最高!!」って感想になったと思うので、やっぱポケモンのここ最近の映像関係の展開がすごく良かったのが悪い、ということになるので、逆に幸せなのかもしれない。
偶然にも映画と映画の”違い”を楽しむことには慣れていた(マカロンの色が違う、など)のでぶっちゃけまあまあ僕は楽しかったですが、うーむ、ずっとポケモン追ってきてる人はどういう感想になるかなあ。
他の人の感想が気になる映画ですね。
現状否定的な意見しか聞けてなくてそっちに引っ張られてる感もあるので、肯定意見も聞いてみたいところ。
いや、本当に基本的にミュウツーの逆襲なので面白いんですよ、ほんとに。
あと最後に出てくるジョーイさんが一瞬だけどすごくかわいい(でも案の定こっちもスカートが短すぎる)。
やっぱダイマックスするミュウとミュウツーの戦いに割って入るダイマックスサトシ、とか、赤いゲノセクトが駆けつけてくる、とか、ミュウツーのコピーが出てきてミュウとメガミュウツーXとメガミュウツーYによる三つ巴、みたいな展開とかも見たかったなあ!!
見たかったか…?
いや……やっぱそのままの方がいい…かも…?
段々わかんなくなってきたのでジュゴンを見てお別れです。
では!